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複数個所、一度に加工~ニッセー、作業を効率化~

2007/10/26 日経産業新聞

  圧力で金属を成型する転造機の専業メーカー、ニッセー(山梨梨県大月市、新仏利仲社長)は一度に複数の個所を転造加工できる新技術を開発した。複雑な形状 の部品を転造加工する際に、二台以上の機械を使ったり工具を入れ替えたりする必要がなくなる。転造は切削に比べて加工時問か短く、削りかすが出ない利点が ある。

  転造は「ダイス」と呼ぶローラー状の工具を使う。複数のダイスを回転させ、中心に置く対象に圧力をかけ溝などを刻む。ネジや歯車などの製造に使うが、部品 の両端で溝の幅が異なる場合など二ヵ所以上を加工するためにはダイスを入れ替えるか、複数の転造装置を使う必要があった。

 「複数転造」と呼ぶ新技術では加工する形状ごとにダイスを受注生産。一度に複数のダイスを設置し、加工対象をずらしながら一度に加工する。事前に加工プ ログラムを設定しダイスにQRコードを付けてプログラムを検出する仕組みも導入した。工具の付け間違いや加工位置の誤りを予防できる。複数転造やQRコー ドの活用について特許を申請した。

 転造装置とプログラムなどを含めた販売価格は約1500万円。ダイスは1セット10~15万円程度に設定する。11月から機械部品メーカーなど販売、販売後1年で2億円の売り上げを目指す。