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自動車用、歯車製造装置に進出~ニッセー、粉末焼結に対応~ 

2008/03/06 日経産業新聞

 圧力で金属を成形する転造機専業のニッセー(山梨県大月市、新仏利仲社長)は自動車用の歯車製造装置の分野に進出する。スウェーデンの鉄粉メーカー、ヘガネスが開発した新素材を用い、品質要求の厳しい自動車で通用する技術を開発した。来年度から供給を始め、関連ソフトなども含め3年後に5億円の売り上げを目指す。 

 金属の粉末を金型に入れて固めた後に焼き上げる「粉末焼結」という技法に対応する。ヘガネスの粉末焼結専用の新素材「アスタロイ」を使い、ニッセーの転造機で最終製品の歯車を仕上げる。切削加工と同等以上の強度と精度を得られることを確認した。

 海外も含めて、ヘガネスが粉末素材を供給する際にニッセーの転造機と組み合わせて自動車部品メーカーに売り込む方針だ。自動車の基幹部品のひとつであるトランスミッションの歯車の製造用途を想定する。

  粉末焼結では、金型さえ造ればその後の工程は高い技術力を必要としない。加工時間も短く切削加工に比べてコストを削減できる。しかし従来は、強度の点で自動車トランスミッションの歯車に対応できなかった。