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加工精度、省エネ性も向上~量産技術として着実に進化~

2009/03/10 日刊工業新聞

 さまざまなメリットがある転造加工だが、弱点もある。局所的な圧力を加える塑性加工であるため、工具(ダイス)に高速されていない部分も変形してしまう。研削加工などに比べると、加工品の精度確保が難しいといえる。 そのため、高精度な加工品を得るためには変形量などを考慮した設計、加工条件が不可欠である。

 加工品の精度は、加工機の主軸の精度と制御、ダイスの形状と耐摩耗性、、加工時の転造圧、転造時間、切り込み量の制御など、さまざまな要素が複合して決まる。つまりは多くのノウハウが高度に統合されることが必要とされる。

 複雑な設定条件の正確な実行にはNC化が威力を発揮する。さらに、サーボ化することによって不必要な待機電力を大幅に減らせるなど、省エネルギー性も向上する。こうした技術の進化によって、最新の転造加工は高精度かつ環境適合性の高い加工技術となっている。

 加工油についても、転造加工機メーカーのニッセーが環境対応として非塩素・不活性硫黄系で、なおかつ工具の長寿命化、ダイホルダーのメンテナンス性向上、持ち去り油の現象などを図った製品を開発し、提供している。

 転造技術はこの10年を見ても大きく進歩している。「最新の技術によって用途、可能性が一段と広がっていることをもっと知ってほしい」(ニッセー新仏社長)。

 生産性が高く、環境性にも優れる量産技術として着実に進化を遂げている。
ニッセーは国内唯一の丸ダイス転造機専業メーカーとして、豊富な実績と経験に裏打ちされた優れた技術力を誇る。
転造機のラインアップは、他社に先駆けて実用化したことで知られるCNC転造機(基本6モデル)、汎用転造機(基本10モデル)、3ダイス転造機(基本2モデル)と各種の超高精度の工具(ダイス)、メンテナンス支援の充実にも注力しており、ユーザーの要請から24時間以内にサービススタッフが駆けつける体制を整えている。

 ユーザーとの連駅による開発協力についてもきめ細かく対応。同社の工場において転造テストを重ね、ベストな製品設計・開発を強力にサポートする。